2002/05/23 観光振興やIT支援/県デジタルアーカイブ事業/公募開始、27日に説明会 県商工労働部は「沖縄デジタルアーカイブ整備事業」の公募を十六日から開始した。同事業は総予算十五億円をかけ、沖縄独自の風土、伝統文化、歴史などの資源を電子映像やデータ化して保存し、インターネットでの公開や大規模展示での活用などを通じて、観光振興などにも役立てるもの。二十七日午前十時から県庁講堂で公募説明会が開かれる。応募締め切りは六月二十五日。事業は県内のコンテンツ企業などIT関連企業の支援やIT関連の人材育成、沖縄関連のコンテンツの充実なども目指している。公募内容について二十二日、県庁で記者発表した県商工労働部の花城順孝部長は「本土企業も含めたJV(共同企業体)での応募の可能性もあるが、事業を通じて精緻(せいち)で上質の電子コンテンツ作りの技術移転や技術蓄積が県内企業でも進むことを期待している」と述べ、県内企業の積極的な応募を促している。デジタルアーカイブとは「電子書庫」の意。写真や動画映像なども含め、沖縄の文化、芸術、自然などをデジタル記録する。県では沖縄の自然のほか与那国の海底遺跡≠竦「界遺産に登録された琉球グスク群など三部門の実写コンテンツ整備も事業の柱に据えている。公募の詳細は県庁のホームページで公開されている。 |
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